愛媛県の課題

➀県民がこの事実(殺処分の多さ)を知らないこと

皆さんの周りにもこの事実をご存知の方はどれほどいらっしゃいますか?

地元愛媛のマスコミも殆どこの事実を取り扱っていません。

県民の皆さんが現実を知らなければ、動物愛護の裾野は広がっては行きません。

先ずは行政が、県内の犬猫の殺処分の現実を発信すること。

②補助金制度が充実していないこと

多くの他の都道府県の各自治体においては、野良猫の避妊去勢手術の助成金制度が充実しています。また、無料手術を実施している自治体すらあります。

一方愛媛県内の市町村で助成金制度があるのは2019年4月現在、松山市、東温市、砥部町などに限られています。たとえ制度が存在しても、実際に負担する手術費用に対し助成金の額が少額なため、利用実行の効果のほどは如何なものかと思う市町もあります。

 助成金の額手術の平均費用実質負担額
松山市(オス)
3000円
(メス)
7000円
(オス)
18000円
(メス)
24000円
(オス)
15000円
(メス)
17000円
東温市(オス)
4000円
(メス)
8000円
(オス)
18000円
(メス)
24000円
(オス)
14000円
(メス)
16000円
砥部町(オス)
4000円
(メス)
4000円
(オス)
18000円
(メス)
24000円
(オス)
14000円
(メス)
20000円

※詳しくは各市町村の担当窓口までお問合せ下さい。

※手術費用も動物病院によれば、野良猫に対しては特別な料金の相談にのってくれる

場合もありますので、直接各病院へお問い合わせ下さい

③愛護センターが譲渡に軸足を置いていないこと

センターや保健所に収容される犬猫の多くは生後間もない仔犬仔猫です。人工給餌、排せつの世話、体温保持など、収容されても手厚い人間の介助の手が入らないとあっという間に亡くなってしまいます。この命をつなぐために、他の都道府県では当たり前になっているミルクボランティアの登録募集制度が県内にはありません。

愛護センターも保健所も少ない人員の制約の中で、日々の業務に必死に取り組まれておられる職員さんを我々民間人がサポートしていかなければ、愛媛の動物愛護の未来はありません。

行政と民間が力を埋め合う形を作り上げる事が急務であることは明白です。

民間の力とは、すでに活動している個人ボランティアや愛護団体のスタッフのことではありません。

もうその方々は既にキャパシティーを越えつつあります。

今回、これを機に初めて愛媛の犬猫の殺処分に関して心を痛められ、何とかしたいと新たに思っていただいた方、新しいマンパワーが必要なのです。

また、加計学園など新しく県内に出来た獣医師養成機関の学生の臨床実習を兼ねた形でTNR(野良猫の避妊去勢手術)の無償協力や一般企業へのネーミングライツ売却によって、収容動物の生存に繋げるあらゆる費用の資金調達に利用される形になれば、民間も行政も行き詰まらずに、持続可能な愛護活動が可能となります。

民間のボランティアについては別記の項目に詳細を挙げていますので、ぜひご参照下さい。